「クレイジーな人たちを讚えよう。はみだし者,反逆者。トラブルメイカー。四角い穴に打ちこまれた丸い杭。物ごとを違うところからながめている人々」。いまのアップルは,differentな人々を讚えているかい?
quote:iPodからマックへの楽曲コピーを可能にする無料のiTunes用プラグイン,iPodDownloadがアップル社からの圧力によって公開停止を余儀なくされた。作者のウェブページには,サイトのホスティング会社から送られてきたメールが掲載されており,それにはiPodDownloadが許可されていないiTunesソフトウェアコードを使用していると連絡を受けた,と書かれている。
またアップルがやらかしている。本当に,ことiTunes,iPodがらみの話だと,アップルの姿勢はMS以下のていたらくだ。今回はiPodから曲を逆転送するプログラムを踏みつぶそうとしている。プラグイン作成のライセンスに違反しているからだと云う。間抜けな行為だ。そう思っているのは,別にわたしだけではない。世界中に山ほどいる。一部の人は,iPodDownloadをミラーして配付を続けている(iPodDownload 1.0 ミラー,当サイトのキャッシュ)。アップルは,ミラーサイトの作者が云っているように,「Think different」(コピー)をもう一度,読み直すべきだ。
「彼らは規則が好きじゃない。現状を維持するなんて気にもかけない。」と,Think differentの一節にはある。ソフトウェアの開発に,規則などあってはならない。必要であるものを生み出す力をひねり潰すことが,OSメーカーのすることだろうか。傲慢な力で,小さな発明を潰すさまは,醜く,限りなくみっともない。以前プレイフェア・プロジェクトと呼ばれていたhymn(キャッシュ)を妨害し続けたときもそう。本当に,iPodが売れ出してから,アップルはMS並みに落ちぶれた会社となった。
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